2025年3月18日火曜日

儚きもの

酷いわ 酷いわ
私たちは今日まで、夏の暑さに耐えて、冬の寒さに辛抱して、やっと華麗に満開に咲いたのよ
なのに人間ったら散り際こそ美しいなんて言うの!
酷いわ!酷いわ!
人間は私たちが死んでいくのを喜んでいるのよ!

生きているの
私たちは生きているの!
たとえ風に攫われて、この身が土に汚れ、誰かの足で踏み荒らされ、やすやすと死んだとしても
生きているの!
私たちの矜恃は生きているの!

気付く

木津に寄付で築いた義父の金城 生酢が好きなキツツキが気付いたkillの跡 木槌で傷付いた逃走のキツツキ慌てて木筒に入る 「ちとキツいがしょうがない 菊を供えられるよりキュウキュウキツい方がマシさ」 さりとて犯人近くをギルギルと木槌で音を鳴らしグルグル徘徊中 さぁどうするキツツキ?...