2025年4月30日水曜日

使い回しの脚本

古い洋館に響くキミの嗚咽
連綿と続く血はキミを呪い
その薄い双肩に勝手に背負わせる
運命の悪戯は歯車を狂わせ
幸せになるべきキミは壊れた
私は探偵、故にキミに告げる
キミは一線を越えてしまった
犯してはならない罪を犯した

たった一度の冒険だったのだろう
最初で最後の自由だったのだろう
それが全てを壊してしまったのは
ある意味とても皮肉的なことだ
私は探偵だがキミの友でもある
だから友として、キミに告げる
もう頑張らなくて良い
血も歴史も呪いももうキミを縛りはしない
キミの目の前にあるのは新しい自由だ

探偵として、友として、キミに告げる
キミが罪を償った後で、キミと再び出会える日を私は待っている

白百合に囚われる

黒い髪、白い髪 黒い瞳、緑の瞳 傷だらけの体、玉のような肌 顰めっ面、微笑み 隙のない佇まい、いつでも殺せそうな儚さ 執事、主人 守る者、守られる者 ……あぁ二人は全く違う。 愛しい人、こんなに違うのにあなたは私を愛してくれる。手を差し伸べてくれる。 その美しい手で私を救ってくれ...