帰るのだ
もう何処に帰るのかすら思い出せないけれど
それでも帰るのだ
帰る
帰る
体はとうの昔に朽ちた
いや違う
私は誰だ
私は
帰る
帰るのだ
もう何処に居るのかさへ分からないけれど
それでも帰るのだ
帰る
帰る
あの人のところに……
あの人?
それは誰だ
私は
帰る
帰るのだ
帰らなければならない
思い出したんだ
帰る
帰る
あの人の故郷へ
あの人の家族が居る国へ
私はペンダント
死したあの人が最期まで持っていたペンダント
帰る
帰るのだ
あの人が愛した人のところへ
木津に寄付で築いた義父の金城 生酢が好きなキツツキが気付いたkillの跡 木槌で傷付いた逃走のキツツキ慌てて木筒に入る 「ちとキツいがしょうがない 菊を供えられるよりキュウキュウキツい方がマシさ」 さりとて犯人近くをギルギルと木槌で音を鳴らしグルグル徘徊中 さぁどうするキツツキ?...