2025年4月14日月曜日

余情

下駄の音がカンカラリ
人に紛れ人喰らう
妖なる物の怪悪即斬
その御仁かくも天女の様に艶やかに
されど修羅の如く激烈に
なにゆえその身で屠るのか

笛の音がヒュウヒュルリ
人に紛れ流れ行く
妖なる物の怪悪即斬
それは一体何モノなるか
それに理由など要りましょうか?
なにゆえあなたは枯れぬのか

下駄の音がカンカラリ
雨にうたれパラパラリ

流れに流れ
妖斬りて
世を流る
花筏の如き人生よ

おかしな話し
人生なぞと
それを語る
お主は誠に人か?

人に紛れ人喰らう
妖なる物の怪屠れども
いいえ
いいえ
この世に境が在る限り
私は何モノにも成れないでしょう

笛の音がヒュウヒュルリ
落ちる花弁ハラハラリ

流れに流れ
妖斬りて
時渡る
骨壷流す花筏よ
お主は一体何モノなるか

流れに流れ
妖斬りて
世を流る
ただ流れるだけの花筏
それに理由など要りましょうか?

白百合に囚われる

黒い髪、白い髪 黒い瞳、緑の瞳 傷だらけの体、玉のような肌 顰めっ面、微笑み 隙のない佇まい、いつでも殺せそうな儚さ 執事、主人 守る者、守られる者 ……あぁ二人は全く違う。 愛しい人、こんなに違うのにあなたは私を愛してくれる。手を差し伸べてくれる。 その美しい手で私を救ってくれ...