2025年3月20日木曜日

ブラックコーヒー

遠い冬の自販機前
あなたと選んだブラックコーヒー
苦くて飲めなくて皺寄せた
そんなおれの顔にあなたは笑って
若いおれはそんなあなたに怒って


冷えた夜の自販機前
あなたが飲んでたブラックコーヒー
苦くて飲めなかった幸せは
そんなおれの記憶に寄り添って
ねぇ、あなたと同じ年になったよ

白百合に囚われる

黒い髪、白い髪 黒い瞳、緑の瞳 傷だらけの体、玉のような肌 顰めっ面、微笑み 隙のない佇まい、いつでも殺せそうな儚さ 執事、主人 守る者、守られる者 ……あぁ二人は全く違う。 愛しい人、こんなに違うのにあなたは私を愛してくれる。手を差し伸べてくれる。 その美しい手で私を救ってくれ...