2025年12月15日月曜日

安らぎ・冬

布団から出た肌を刺した冷たさは

吐いた息と手を繋いで転げ回る

音を吸い取ったような青白さは

ごうごうと吠えるストーブによって溶ける

少納言の伝えた朝は今日も灯油の匂いで満たされる

白百合に囚われる

黒い髪、白い髪 黒い瞳、緑の瞳 傷だらけの体、玉のような肌 顰めっ面、微笑み 隙のない佇まい、いつでも殺せそうな儚さ 執事、主人 守る者、守られる者 ……あぁ二人は全く違う。 愛しい人、こんなに違うのにあなたは私を愛してくれる。手を差し伸べてくれる。 その美しい手で私を救ってくれ...