2025年12月16日火曜日

夜明けのコーンスープ

エレベーターが停止した

だから俺が呼ばれた

エレベーターを修復した

だから皆ほっとした

エレベーターは作動した

だから道具を片付けた


ありがとうと感謝された

だから俺は笑い返した

ありがとうに困惑した

だから口が引き攣った

ありがとうが木霊した

だから頭を振り払った


なんだ、

なんだったか

いつも通りなのに、

擦り切れたなにかを

思い出しそうな気がした


あぁ、


あの人のコーンスープが飲みたい

白百合に囚われる

黒い髪、白い髪 黒い瞳、緑の瞳 傷だらけの体、玉のような肌 顰めっ面、微笑み 隙のない佇まい、いつでも殺せそうな儚さ 執事、主人 守る者、守られる者 ……あぁ二人は全く違う。 愛しい人、こんなに違うのにあなたは私を愛してくれる。手を差し伸べてくれる。 その美しい手で私を救ってくれ...