2025年12月22日月曜日

ヒラヒラ

目の前で木の葉が落ちたのを目撃した

それは意図したものではなかったけど

もしそれを見なかったらあの木の葉は

他の落ちた木の葉と一緒くたにされて

落ちてる間の時間経過も無いとされて

ただの落ち葉として処理されてしまう

ならば今私が落ちる木の葉を見たのは

落ちるという木の葉を観測すると共に

その木の葉の存在をこの世界に固定し

固定したことでそれを目撃した自分が

この世界に固定されたのではないかと

冬風と葉擦れを聴きながら思ったのだ

白百合に囚われる

黒い髪、白い髪 黒い瞳、緑の瞳 傷だらけの体、玉のような肌 顰めっ面、微笑み 隙のない佇まい、いつでも殺せそうな儚さ 執事、主人 守る者、守られる者 ……あぁ二人は全く違う。 愛しい人、こんなに違うのにあなたは私を愛してくれる。手を差し伸べてくれる。 その美しい手で私を救ってくれ...